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学園コメディ・制服同人サークル 気まぐれに

気温調査で分かる夏コミと猛暑

2017年8月7日

このサイトをリニューアルする前に載せていた夏コミと猛暑の話を消してしまったので、再掲いたします。

歴代夏コミでの気温について、暇だったので調べてみました。

面倒なのでExcelの表をスクショしてペッと貼っつけただけです。投げやりですんません。(スマホは多分横にしないと見えん)

これが歴代夏コミ(C3~C90)の気温一覧です。濃い赤ほど気温が高く、気温が低いところは青くなっています。
観測所については、会場から近いところを選んでいますが、昔は気温の観測をやっていないところがあったり、C76は江戸川臨海が工事かなんかで気温を観測していなかったので羽田のデータを代用していたりします。
ちなみに、新木場は今の江戸川臨海で、2009年5月末頃に名称変更されました。

ジェノサイドコミケと呼ばれた回があります。ジェノサイドとは大量殺戮のことで、きっとあまりの猛暑で熱中症になった参加者が大量に出たのでしょう。
その回がC42で、その語呂に見合うような回になってしまいました。
しかし、C42の気温を見てみると、平均気温がおよそ27度、最高気温は31度と、特別暑かったというわけではなかったようです。
これは、C28からC40までの夏コミが比較的しのぎやすい気温(特に直近の夏コミであるC40は晴れても最高気温が27~28度で秋を感じさせるような気候だったことが想像される)で油断していたところ、C42で真夏日となって、 対処していなかった参加者が熱中症になってしまったということが想像できます。私は晴海時代のことは知りませんが、今よりも外で並んでいる時間が長かったようで、それも原因のひとつにあげられるでしょう。

C62も平均気温が中々高いですが、最低気温が1日目と2日目は27度ほどと、特に朝がきつかったのではないかと思います。

次に2007年のC72。これは私が初めて一般参加した回でもありますが、設営日に埼玉県熊谷と岐阜県多治見で、当時観測史上最高の40.9度を記録し、周辺各地でも40度に達した地点がありました。その日の夜は寝苦しかった記憶があります。
そして翌日の1日目は、最低気温は25.5度となっていますが、これは夜に観測したものであって、朝の気温は28度くらいしか下がりませんでした。なので朝から相当過酷で、最高気温も34.5度と猛暑日に迫る勢い。 当時の参加者史上最高記録を樹立したこともあり、熱中症で救護室へ運ばれた人も多かったことでしょう。この回は、ジェノサイドコミケの再来とまで言われました。

C80の3日目には、ついに平均気温が30度に達し、夏コミはいよいよ猛暑との付き合いが避けられなくなってきていました。

そしてその後、史上最も暑い夏コミがやってきます。

2013年、C84。奇しくもジェノサイドコミケの開催回数のちょうど2倍となったこの回。1日目に初めて*最高気温が36.2度の猛暑日となります。朝の気温は27度。そこからグンと気温が上がり、正午過ぎあたりに気温は35度を超え猛暑日に。 救護室へ運ばれる人が続出、救急車も多数出動する事態になりました。
2日目にはさらに気温が上昇。大手町(当時・現:北の丸公園)の東京観測所では最低気温が歴代(日本全国の観測所全ての観測期間ってことです)2番目に高い30.4度を記録、しかもこれは夜の気温で、朝は30.9度までしか下がらない異常事態。 一日中気温が30度を下回らなかったのは東京では前代未聞。
コミケでも苛烈を極める地獄のような暑さで救護室に運ばれる人が続出。この日の最高気温は37.5度と、コミケ史上最も気温が高い一日となりました。
3日目も35.7度と猛暑日を記録。開催期間全日がコミケ史上記録ベスト3に入ってしまうような記録にも記憶にも深く刻まれる回となったC84。救護室の利用者数は約1000人にものぼり、救護室が足りないためにスタッフ控え室の一部を供用したほど。

私はこの史上最高気温となった2日目にサークル参加していました。開場の数時間前から、熱中症で運ばれていく人を多数見ました。最初は車椅子で運ばれていましたが、その車椅子が足りなくなったのか、 時間が経つにつれて荷物運搬用台車に変わっていきました。すでに外では異常な状態となっていたのです。
そして、開場後正午ごろに、スペースの目の前の導線が崩壊、身動きが取れないほどに混乱してしまいます。サークル側は一般参加者に向けてうちわで扇ぐ始末。一般参加者の体感気温は、想像もつかないほどに高く、そしてとても不快だった ことでしょう。まさに煉獄の世界。地獄を味わわされる一日でした。

見てみると、近年は気温は上昇傾向にあるものの、ここ数年(C86~C90)は比較的酷暑は和らいでいます。しかし、ジェノサイドの時のように、しばらくしのげる様な暑さが続いたところに猛暑が来るのが怖いのです。
夏コミにおける熱中症対策は同人誌を買うよりも重要なポイントとなってきています。
水分補給は大切ですが、汗で排泄された塩分を補うためにもスポーツドリンクを飲むようにしましょう。水だと塩分濃度を下げてかえって危険らしいです。
飲み物も、冷たいものだと腹を壊す可能性があるので、できればちょっとぬるいほうが身体には優しいです。朝に自宅最寄り駅や会場近く以外のコンビニで飲料水を2~3本ほど調達するのがいいでしょう。

それでは、よい夏コミライフを!

(ちなみに、気温が最も低かったのは2003年のC64。1日目は大雨となり、気温も表からも分かるように真っ青で、三日間通して平均が20度を下回るほど寒い夏コミとなりました。)

*これは江戸川臨海(新木場時代を含む)の話で、大手町の観測所で猛暑日となった回は前からあった。準備会としてはこの大手町(現:北の丸公園)の気温を正としているらしく、 C72のアフターレポートでも「設営日と初日の東京の最高気温はなんと37度」としている。江戸川臨海は大手町よりも低い気温が観測される傾向にある。
なお、C72の1日目の大手町の最高気温は37.5度で朝の気温は30度を下回らず、ジェノサイドの再来は伊達ではなかったものの、C42ほどの惨事は避けられたことがアフターレポートからも分かる。

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